ひと口に葬儀と言っても様々な事を同時に考えて行かなくてはなりません。中でも告別式はお客様も多いので大変です。

葬式という行事で悲しみを乗り越える
葬式という行事で悲しみを乗り越える

葬儀における告別式のこと

身内が亡くなった時、本来悲しくて何も手につかないはずなのですが、すぐに葬儀の事を進めなければならず、実際のところ悲しんでいる暇はないような気もします。
我が家で家族が亡くなった時も何だかバタバタと忙しく、しんみりと悲しんでいる時間はほとんどありませんでした。亡くなってすぐは地域の習いに則って、花はこう、枕元はこう、お団子はこう、と言った感じで近隣の奥様方に教わったりいろいろ聞いてあわただしく、病院からご遺体が帰ってこられてからはお寺さんへ枕経のお願いをして、通夜に備えてお菓子やらお茶やらの買い物、ポットが足りないだの座布団が足りないだのとそれはそれは寝る暇もなく忙しくしていました。
葬儀社の方がいろいろと世話を焼いてくださって、経験のない私たちにもわかりやすくあれこれ教えてくださいました。
お香典返しの事、お花の事、お料理やお酒の算段まで、決めなければならない事は山積していました。

告別式よりもお通夜の方がお客様の人数は多いものと思い込んでいろいろ支度をしました。
けれども実際は曜日の関係もあったと思うのですが告別式の方がずっと多くの方においでいただいて、ありがたく嬉しく、しかしお返しが足りなくなりそうでバタバタしたりもしました。
告別式ではご住職様のおつとめの後、お別れに皆さんから献花を頂きました。
この時になってようやくみんな涙をこぼして気づいたように悲しんでいたような気がします。
最後に棺のふたを閉める際、あの釘を打つ音がつらすぎるので打たないで欲しいとお願いしました。
その後火葬場に行ってお骨を拾い自宅に戻ってのお食事が済むまで、本当に息つく暇もなかったように思います。
改めて悲しみを感じたのはそれこそ四十九日が終わってからでした。葬儀があるから遺族はしっかりしなくてはならない、これって結果的にはいいことなのかもしれません。

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