実家の近所で葬儀がありました。亡くなられた方はまだ若く、告別式では居たたまれない気持ちになったそうです。

葬式という行事で悲しみを乗り越える
葬式という行事で悲しみを乗り越える

若い方の葬儀があり、告別式は居たたまれない雰囲気に

先日、県外の実家に住む母から、突然の電話がありました。話を聞くと、近所で葬儀があったということでした。亡くなられたのは、私の姉の同級生でした。一級建築士の資格を持ち、一度は他県で暮らして結婚したものの、実家の父母と一緒に暮らすために、家族みんなで戻ってきていたということでした。他県出身のお嫁さんを連れて帰るということだったため、私の父母など近所の人たちは、うまくやっていけるかどうか心配していたそうです。

しかし、よくできたお嫁さんであり、二人のお嬢さんもとても良い娘さんだったため、家族みんな仲良く暮らすことができていたようで、余所の家のことながら安心していた、と母は言いました。ところが、その頃にはすでに病に蝕まれ、気が付いたときには手の施しようなない状態だったというのです。

告別式は、参列者が居たたまれない気持ちになるほど、家族の方の悲しい思いが伝わってきたそうです。
残された子供たち、他県からきたお嫁さん、そして息子に先立たれた父母、それぞれの悲しみは、経験した者でなくては、けして想像することもできないでしょう。親よりも先に命を亡くすのは、一番の親不孝だということは、私自身もよく父母に言われてきた言葉です。
親孝行をするために、他県から戻って暮らしていたにも関わらず、結局最大の親不孝をしてしまう無念さは、亡くなられた本人も強く感じていたと思います。
葬儀や告別式は、亡くなられた方と同時に、残された者のために行うものでもあると言われます。
どんなに辛くても、生きている人は、これからも生き続けなくてはいけません。家族力を合わせ、必要であれば私の父母などの近所の人にも力を借り、強く生きてほしいと思いました。

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